ガラスを透る光で空間を演出するステンドグラスは中世から人々を魅了してきました。
これらを組み合わせて、時代を超える美や癒しが作品に宿ることを目指しています。
1975年 神戸生まれ。14歳から北海道で育つ。 釧路江南高校、北海道薬科大学卒業、薬剤師。 2002年 偶然訪れた札幌のステンドグラス工房で「これだ!」という直感だけでステンドグラスの世界に飛び込む。ステンドグラスアートスクール研究科卒業、フュージングガラス工房制作助手、武蔵野美術大学在籍などを経て2011年独立。 2015年 品川にガラス工房(株)グリーンミントオフィス設立。
ステンドグラスに出会ってすぐに「本場の本物を知りたい!」と欧米を中心に20ヶ国以上を旅してきました。教会のような宗教施設だけではなく、美術館や空港などの公共施設、レストランや個人宅等の小さな空間まで人々の生活に寄り添う様々なガラスの表情や使い方を見て感じて学んできました。 1000年以上続くステンドグラスは、世界中のどの時代の人々にも愛される光の魅力があります。空間の主役になるものもあれば、ほんの少し色影だけが見えるものまで、それぞれが果たす役割があります。
旅先で出会ったシャガールのステンドグラスに憧れ、フランス式絵付けとフッ化水素酸による技法を習得するためにステンドグラスアートスクールへ入学しました。 卒業後は札幌の工房で習ったフュージング技法を実践的なものにするために都内フュージング工房の製作助手を務めながら、デザインやアートの基礎を学ぶために武蔵野美術大学へ。 独立後、国内だけでなく海外のアートフェアやギャラリーでの展示に参加し、イギリスのガーデンに現代アートが取り入れられていた事をヒントに上野ファームを始めとする北海道ガーデンでインスタレーション個展を開催しました。北海道を巡回し、国立滝野すずらん公園では札幌芸術祭連携事業にもなりました。
近年、新宿中央公園や東武百貨店など多くの人が訪れる場所に作品が採用されています。初めから目標としている「空間にガラスの彩りを加えることで、多くの人がふと和らぐ瞬間を過ごすきっかけになる作品を制作する」活動が形になったものだと思います。
私が薬剤師として目指していたものは、少しでも患者さんに笑顔になって帰ってもらいたいというものでした。 今はガラスで人種や時代を超える普遍的な美しさを創作し、透き通る光を人々の心に届けることです。
これまで習得した技法と様々なガラスを組み合わせ、屋内外・季節・時間などで変化する光の中で輝き、時代を超える作品を制作します。
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